よしだこどもクリニックのブログ

京田辺市三山木駅前 小児科医院のブログです

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水痘が流行しています②ご家族の予防について

水痘は空気感染するウイルスです。
・同じ部屋で過ごすだけで(咳をかけられるなどしなくても)感染します
・一般的なマスクは効果がありません

ご自宅ではかならず隔離と換気が必要です。

水痘の患者さんに接触した場合、発症を予防するには

水痘の患者さんに接触した場合、発症を予防するには以下の方法があります。

1 接触してできるだけ早期にワクチンを接種する
2 予防的に内服をする
3 免疫グロブリンを点滴する

3は主に小児病棟で行われるものなので、1と2についてお話しします。

1 接触してできるだけ早期にワクチンを接種する

(予防可能性80-90%)


できるだけ早期(72時間以内)にワクチンを接種することで、発症を予防することができます。

効果的な方法ですが、
「生ワクチンなので、妊娠している場合は接種を控えたほうがよい」のと、
「費用がかかる:当院ですと13,000円/本」ことが問題です。


私個人は、小さい頃に水痘に罹患しており、血液検査で水痘への抗体価が十分であることも確認しておりますし、さらに自費で帯状疱疹予防のためのワクチンも接種済ですが、
それでも、N95マスク無しで水痘患者さんに接触してしまったことがありましたので、翌日に水痘ワクチンを追加接種しました。


一般的にはやりすぎだと思いますが、接触機会が多いのと、万一感染してしまった場合の影響が大きいので、感染症に関しては慎重にならざるを得ません。

2 予防的に内服をする

(予防可能性60%程度)


あまり推奨されていませんが、ウイルスが増えてくる時期(およそ発症7日前)を狙って内服を行っておくことで、発症率を下げることができます。
また、発症した場合の周囲への感染力も下がることが期待できます。


問題点としては
「健康な方が抗ウイルス薬を内服する点」と、
「ワクチンより安いものの費用がかかる点:当院と薬局で合計8~9,000円前後」があります。


個人的な意見としては、とくに親世代の感染したことがない方には、緊急ワクチン接種をおすすめしたいのですが、なにぶん費用がかかるので強くは言えません。それでも今回の流行においては、ワクチン接種を選択される保護者さんも多くいらっしゃいます。