よしだこどもクリニックのブログ

京田辺市三山木駅前 小児科医院のブログです(2017年6月1日開院)

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インフルエンザとおたふくかぜのワクチン開始予定について

こんばんは。喘息の記事の続きは、次に回させていただきまして。

 

クリニックのWebページにも掲げましたが、10月16日(月)から、インフルエンザワクチンとおたふくかぜワクチンの接種を始める予定で、準備を進めています。

 

曜日は(月)(水)(金)で、時間は15時〜17時、完全予約制で、Web上から予約できるようにします。が、まだ予約できませんので、いましばらくお待ち下さい。

 

インフルエンザワクチン

6ヶ月以上が接種対象で、13歳未満は2回、13歳以上は1回の接種となります。2回接種の場合、その間隔は2〜4週間、できれば4週間隔が望ましいと思います。

 

小児科とは直接関係ありませんが、いつも申しあげているのは、「妊婦さんは積極的に接種をお勧めする対象である」ということです。妊婦さんは免疫能の低下した状態にあり、感染症重症化のリスクが高いのです。 インフルエンザワクチンのような不活化ワクチンは、妊娠の全期間において接種可能ですので、妊婦さんあるいは「妊娠の希望がある人」「パートナーやこども」も含めて、接種を検討して下さい。繰り返しますが、妊婦さんにはインフルエンザワクチン接種をおすすめします。

 

ご存知のように、インフルエンザワクチンの効果は完全ではありませんが、接種することにより、インフルエンザと診断される人が60%程度減ります。

 

私は60%というのはかなり有益だと思うのですが、感じ方は人それぞれ、です。日本では、軽症でも容易に迅速検査が行われるので、ワクチンによって症状が軽減していても診断はされやすく、効果を実感しづらいのかもしれません。

 

実際に私もインフルエンザワクチンを接種しながら、インフルエンザに罹って自宅内で1週間隔離されたこともあり、普段から感染防御を細かく言っている立場からすると結構カッコ悪い経験でした。

 

インフルエンザは多くは自然治癒する病気ですが、熱性けいれん、熱せん妄から、肺炎、脳症など、小児には、一度起きたら結果が重大な合併症があります。

 

乳児の場合、ワクチンによって感染を防ぐ効果が低い(成人の60%減にくらべて乳幼児では30%減)のではないかというデータもありますが、個人的には、感染率だけでなく入院・重症化を予防する効果を重視して、6ヶ月以上なら接種したほうがよいと考えています。

 

救急外来での診察で怖い思いを何度もした経験を思いますと、ワクチン接種により、インフルエンザに罹患して外来を訪れるこどもが少しでも減って欲しいと思います。

 

おたふくかぜワクチン

1歳以上が接種対象で、乳幼児期と年長さんの年度(通常、MRワクチンと同時)の2回接種が勧められています。


インフルエンザワクチンとおたふくかぜワクチンは同時に接種可能ですが、おたふくかぜワクチンは生ワクチンのため次の接種に4週間あける必要があります。インフルエンザワクチンの2回目のスケジュールに影響しますので、ご注意下さい。

 

また、当院の現状ではMRワクチンとの同時接種ができないことも、ご承知おきください。

 

おたふくかぜは、「かかってしまったほうが楽」などと言われたこともある感染症ですが、膵炎、精巣炎、髄膜炎などの合併症があるほか、小児科医として最も防ぎたいのは難聴です。先ごろ、報道でも話題になっていました。

 

 

おたふくかぜに罹患した人の数百人に1人が難聴になる(もう少し高率かもしれません)と言われていて、罹患してからこれを確実に回避する方法はありません。いつか無料化されたら水痘のように激減して、難聴の心配をすることも減るのに、、、と思っています。

 

その他のワクチン

その他の一般的なワクチンは、ほとんどが定期予防接種、つまり無料接種券のあるもので、これらは市からの委託を受けて実施させていただくものです。当院はまだ委託を受けられておらず、開始できる見込みが立っていません。

 

ときどき患者さんからも聞かれまして心苦しいのですが、開始時期は未定となっております。申し訳ありません。